2016/10/02

10/02:カヤックフィッシング-大村湾トップチヌ&激闘20分

ワタクシがカヤックトップチヌのホームグラウンドとしております大村湾は、総面積321㎢で、琵琶湖より総面積の小さい「れっきとした海」です。
詳しくはリンク先のWikipediaを見て頂ければと思いますが、海水の出入り口が北部の2か所しかない超閉鎖的海域です。なので基本的に外遊性の回遊魚は、湾口を除きほぼ釣れませんが、時化に強く外海でカヤックを出せない状況でも、大村湾の風裏なら何とか浮ける&釣りになることが多いです。

加えて「長崎県民はチヌをあまり食べない(猫またぎと揶揄される)」こともあり、大村湾のチヌの生息数はかなりのものになると思われます。エサ、ルアーともにチヌ釣りされる方は多数いらっしゃいますが、カヤックでチヌを狙っている方は比較的少ないようです。
Google先生で「大村湾 カヤック チヌ」で検索すると、大村湾カヤックチヌの元祖である単箱さんとワタシのこのサイトばかりがヒットします(笑)

とまあ今回も浮いてきました。7月からの総キャッチ数100匹オーバーを目指して(笑)
結果いい感じで釣れましたが、驚きのドラマがありました( ̄▽ ̄;)







※個人的主観ですので、あまり本気にしないでください(;^ω^)
パターンとしては完全にイワシ付きです。
潮通しの良い場所でカタクチイワシの群れや潮のヨレを見つけてそこにルアーを投げ反応を探っていくパターン。反応が無ければ早めに見切って、テンポよく次のポイントを打っていくのが数を伸ばすのには有効なように思えました。





















で、ここまでやって二桁達成。
ちょうどお昼12:00の町内放送?が流れ終わってしばらくまったりしていると、何かに強烈に追い回され逃げ惑うカタクチイワシの群れ発見。即キャストして数回のトウィッチで即バイト&40mのファーストラン&魚体丸出しの高さ1m近いジャンプ3回!

ヤバっいいサイズのシイラ掛かった!Σ(゚д゚lll)
つーかなんでこんなとこにシイラ?Σ(゚д゚lll)

超閉鎖的海域である大村湾にも、ごくたまにシイラが入ってくることがあると噂には聞いていましたが、まさか自分にヒットするとは…

まあ正直まともなタックルであれば、シイラならオスの140cmクラスまでなら何とかできます。
生月の堤防シイラはその昔かなり通いつめまして、総漁獲量1トン以上釣ってます。
※あっという間に持ち帰り禁止令が出たので、リリース目的で塩ビパイプと作業用ネットで自作した落としダモを堤防シイラに導入したのはたぶん私が最初です。たぶん。2002年だったかな?





PE2号以上リーダー40ポンド以上であれば余裕のサイズに見えるけど、今シイラがヒットしてるのはチヌいじめ用タックルです(;´・ω・)
瞬時に長期戦を覚悟しました(笑)
何がなんでもルアーだけは回収したいバレてもいいから(爆)
ドラグも触れることは避け、適切にテンションをかけ続けることに専念。
あまり竿を立てすぎないことがキモです。特に固い竿は(^^;

メインラインは何とかなりそうだけど、問題はリーダー。フロロ4号16ポンド換算では無理できず。
走り出したら無理に止めず、もう好きなだけ走れって感じです。
それとリール、ダイワ2500番では完全に役不足ですな。ハイギアであることが唯一の救い。

寄せてはまた20m走るを繰り返すこと10分、カヤックごと散々引きずり回されて、
相手も疲れたようでやっと姿が見えてきた。
ああ200m先でツーリング艇のカヤッカーが見物してる…
あっちではアンカー打って浮き釣りしてるじーちゃんがこっちを見ている…
やっとこさ船の際まで寄せるとまた15m走るを5分繰り返す…
でもこれ以上ドラグを締めるのは危険か…

いよいよ相手も限界に達したのか船下に入って出てこない。
いつの間にか水深15mのところまで連れて来られてる。UC73Tはフルベンド状態。
無理せず耐えること5分でやっと浮いてきた。あーデカいなこれ。
尻尾掴んでハンドランディングを試すが、最後の力で拒否される(笑)
いなすこと数回、相手もギブアップしたのかネットが視界に入っても暴れない。
慎重に一発でネットイン。





シイラ@大村湾 オスっぽい? ボガグリップ計測で12ポンド。全長ならメーターありそうね。
LOWRANCE魚探のGPSデータから算出したファイトタイムは20分少々。

魚もかなりバテていたので、とっとと写真撮って蘇生作業を5分ほどやると少し元気を取り戻して、ゆっくりと泳いでいきました。
ルアーも無事回収(笑)、リーダーとノットをチェックして問題なし。まだ十分余力がありそうでした。

さすがにちょっと疲れました。同じタックルでまたやれと言われてもお断りします(笑)
しかしある意味かわいそうな奴ですな。こんな閉鎖水域に迷い込んだあげく、エサ追っかけてたらルアーに食いついてしまって散々引き回されリリースされるなんて…
しかも大村湾は冬凍結する場所もあるぐらい水温が下がるので、越冬はほぼ無理でしょう。
これも死滅回遊魚(今は無効分散とかいうらしいですね)になるのだろうか?哀れですな…

このあとはなんか魂抜けた感が半端なく、チヌ一匹追加して切り上げ。



最終結果はチヌ11ミニシーバス1シイラ1バラシ4
7月からのトータルキャッチ数はチヌ93シーバス4シイラ1で合計98キャッチ。

次回釣行で100キャッチ行けそうですね。
シイラはもういいです(笑)

おまけ:
FCLLABO代表の釣る先大先生も、大村湾北部か針尾瀬戸周辺(と思われます)で、超ライトタックルでシイラ釣ってますね。(5:25ぐらいから)
奇遇ですね&変わったチヌですね(爆)



1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    まさに現場を目撃した(笑)へなちょこパドラーです。
    拙ブログへの訪問・コメントありがとうございました。
    ファイト中のジャンプを目撃して「うわ でかい。」と
    こちらまでテンションが上がるような、
    えら洗い というにふさわしいような跳ねっぷりとサイズに
    ほんとうにびっくりしました。
    釣りは超初心者ですが、ツールの細かいデータをアップしておられるこちらのブログ、とても勉強になります。
    また海でお会いできる機会もあると思います。
    その折にはあれこれおお聞きするかもしれませんけれど(^^;
    是非よろしくお願いいたします。

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